ワンちゃんの健康第一主義

【コラム】老犬さんと暮らす(トイレ事情について)



【コラム】老犬さんと暮らす

ワンちゃんを飼っている上でいつかは経験する、愛犬の老化。
老犬と呼ばれる年齢は、7歳ぐらいからと言われていますが、
愛犬が年齢を重ねても元気に一緒に生活したいですよね。

この記事では、老犬さんとの生活で気をつけておきたいことについてご紹介します。

 

■執筆 間曽 さちこ様 動物番組の企画・監修、取材コーディネートをはじめ、 書籍の企画・編集を手掛ける。 おもな書籍として「明るい老犬生活」 「柴犬のひみつ」など。

 

vol.2 老犬さんとトイレ

 

皆さんのお宅の愛犬さんたち、トイレはどうしていますか?

絶対お外でしかしない派、おうちトイレ派、雨の日限定おうちトイレ派等々、

住んでいる場所や飼い主さんのライフスタイルで、少しずつ違うかもしれません。

愛犬も飼い主さんも、若くて元気で何のトラブルもなければ問題ないのですが…
ある日突然、愛犬のトイレが問題になるかもしれないこと、想像してみませんか?

柴犬ももは「雨の日限定おうちトイレ派」

20歳5か月で亡くなった 私の家族 柴犬ももは雨が 大嫌いで、

玄関から外に出るとき雨の気配がするとUターンするような、「水に濡れることが大嫌い な」犬でした。

生後3か月で家族になり、 家の中のペットシーツでト イレができるようトレーニン グしてはいましたが、
外に散歩に行くようになると、ほとんど散歩中に済ませてしまっていました。
若くて元気なうちは良かったのですが、ちょうどアニフルさんの「わんコル」と出会うきっかけになった頃、

ももの関節のトラブルが気になりだしてから、トイレトレーニングを再開したのです。

トイレを我慢するのは体に悪いし、老犬介護が始まったとき、
やはりトイレは家の中で出来るほうがお互いに楽だから。

 

ケージの中にペットシーツを敷いて、もものトイレのタイミングを見計らって誘導する。

うまくトイレができたら思い切りほめて、おやつを食べさせる。この繰り返しで、

1ヵ月ほどで「おうちトイレ派」に戻りました。
ももは、トイレの前にクルクルっと小さく円を描いて回るのが合図で、

うんちのときは「ワンツー、ワンツー」の掛け声で上手にトイレをしてくれました。
もちろん失敗もたくさんしましたが、今にして思えば、本当に飼い主に楽をさせてくれる柴犬さんでした。

 

絶対お外でしたいシャイン君

 

2歳のボーダーコリー、シャインはすでにシニアの年齢になってから我が家に来てくれたので、子供の頃のことはほとんどわかりません。
ただとても賢くてきれい好き、トイレは外で済ませたいタイプで、庭でもトイレはしません。
そしていちばんの難関は「脚をあげてトイレする男の子」だから、おうちの中でも脚をあげてトイレができるような空間づくりが必要なのです。

▲クレートの中のシャインくん

 

▲脚を上げてトイレをするシャイン君 のため、 ケージの入り口にタオルを 巻いているそう

今のところいちばんうまくいっているのは、クレートの中から外に敷いてあるペットシーツにトイレをすること。不思議でしょ?なぜかシャインはトイレしたくなるとクレートに入って、外に向かってするんです。

トレーナーさんに話したら笑っていましたが、本人が良ければそれはそれでOKということで、

当分はこのスタイルのトイレになりそうです。

 

おうちトイレのトレーニング、なぜ必要か?

飼い主さんが気軽に抱っこできる大きさの愛犬であれば、

おうちトイレのトレーニングは必要ないかもしれませんが、

ももは体重約8キロほどで、シャインに至っては約20キロ弱あります。

愛犬が歩けなくなったとき、トイレのたびに抱っこして外に連れ出すだけの体力が

維持できる方であれば問題ないと思いますが、毎日のこと、そして1日に何度ともなると話は別です。

大切な愛犬にトイレを我慢させないで済むよう、少し早めのトレーニングをぜひお試しください。

 

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