犬の涙管閉塞(流涙症、鼻涙管閉塞)ってどんな病気?
涙は結膜や角膜をうるおし、目頭にある穴(涙点)から吸収され、鼻涙管を通って鼻の先の穴から出てきます。(泣いたときに、鼻水が出るのはこのためです。鼻水ではなく、涙が鼻から流れている状態)
鼻涙管閉塞とは、この鼻涙管が塞がってしまっている状態をいいます。涙管が閉塞していると、涙を排泄できずに目から溢れ出てしまう流涙症となります。涙は、唾液と同じく、常時出ているものであるため、あふれ続けた涙が、涙やけを起こし、目の周りの皮膚を変色させることもあります。マルチーズやプードルなどに多くみられる病気です。
(最終更新日 : 2020年04月22日)