犬の肉芽腫性髄膜脳脊髄炎(にくげしゅせいずいまくせきずいえん)ってどんな病気?
肉芽腫性髄膜脳脊髄炎(Granulomatous Meningo Encephalomyelitis)は、脳と脊髄から成る中枢神経系に肉芽腫性病変(※)が形成される疾患です。英語名の頭文字をとってGMEと呼ばれることがあります。多くの犬種で発症が報告されていますが、若齢から中齢の小型犬での発症が比較的多いといわれています。
原因ははっきり分かっておらず、病変部からウイルスや細菌などが分離されていないことから、その発症には免疫が関与していると考えられています。
※肉芽腫性病変とは、炎症反応による巣状の病変のことです。
(最終更新日 : 2020年06月01日)