犬の核硬化症(かくこうかしょう)ってどんな病気?
眼にはカメラのレンズのような役割をしている水晶体と呼ばれる器官があり、水晶体の中心には水晶体核と呼ばれる硬い部分があります。この核はタマネギのように何枚もの層でできていますが、加齢に伴い、この層が中心に向かって圧縮されて硬くなり、青みを帯びて白く見えるようになります。この状態を核硬化症といいます。核硬化症だけでは視力障害を起こすことはありませんが、肉眼で見ただけでは白内障と変わりません。白内障と区別することが重要ですので、変化に気づいたら、まずはかかりつけの動物病院さんに相談してみましょう。
(最終更新日 : 2020年06月01日)